自然の中で遊びたいのか、都会的な賑やかさを求めたいのか?

人口が4万6千人ほどの高島市ですが、市の公式面積は琵琶湖の面積とほぼ同じくらいあるので人口密度はスカスカで、都会的な賑やかさを求めることは難しいのが実態です。あえて言えば、県域のスーパーマーケットがふたつ、その他にも大型のショップがいくつか進出しているのでそれなりに人々が集まる場所はありますが、都会的賑やかさというと少々疑問があります。
一方、自然の中で遊びたいなら、市内には4つのスキー場がありますし、何と言っても日本一大きな琵琶湖がドーンと存在します。そしてJR湖西線の駅から数分も歩くと田んぼがある田園風景が広がり、子供たちの遊び場は高島市の全域といった感じです。
昭和40年頃の高度成長期には、大都市周辺部では大規模な開発が行われて自然も破壊されていきましたが、京阪神からJR快速電車で1時間そこそこのアクセスである高島市には、大きな資本が入らず大規模開発から免れました。その悪い面を上げるなら道路整備が大きく遅れていることがありますが、自然や歴史遺産などが破壊されることなく今まで守られてきたというメリットもあります。
なので、都市部の生活に疲れた心身を大自然の中でいやすには、高島市内は非常に良い環境が残っており、自然の中で子どもたちを自由にのびのび育てたいと考えておられる親御さんにとっては、おすすめの移住先です。田舎生活に飽きれば1時間ほどで京阪神に出て都会の空気を吸えるというのもストレスを溜めないためには良い移住先だろうと思います。