自治会費(町内会費)の相場と減免制度

最近(令和4年度)、高島市のあるエリア内の区・自治会を対象に自治会費を調査したところ以下のような結果でした。
・年額5千円未満:3%
・年額5千~1万円未満:34%
・年額1~2万円未満:37%
・年額2~3万円未満:17%
注:その他の回答および無回答が合わせて9%

感じとしては、月額で千円から二千円という感じです。区費や自治会費以外に氏神様の氏子からは年額で三千円から5千円程度を上乗せして徴収しているところもあるようです。
そして、様々な理由から自治会費の減免制度を設けているところが29%と、約1/3の区・自治会に減免制度があることが分かりました。
高齢者のみのお家といった表面的に分かりやすい場合は、減免制度は機械的に対象となりますが、生活が苦しいというようなプライバシーにかかわるような場合に、どの程度制度が活用されているかは確認できていません。
明治から大正、そして昭和30年頃までは、お祭りなどで必要とするお金は、裕福なお家はたくさん出すのが一般的でした。しかし、昭和40年頃になると平等の考え方が広まって各戸一律の費用負担が広まっていきました。
そして、平成時代に入ると、生活に困窮されておられる家庭にはそれなりの配慮が必要という考えがされるようになってきましたが、高島市の場合、生活困窮者に対する区費・自治会費の減免制度はようやく始まりかけたところという段階のようです。
今後、多くの自治会でこの様な議論がされることが期待されます。