一口に「田舎まち」と言っても数百戸の新興住宅地もありますし、賃貸アパートがあるところもあります。一方では、総戸数が10〜20戸程度しかないところもあって、茅葺きの家なども残っているようないわゆる「集落」もあり、そういった場所を選択し、薪ストーブや囲炉裏を整備するなどのリノベーションをして快適に暮らしておられる移住者もおられます。そのような集落に移住すると、60代はまだまだ若者とみなされますし、また小さなお子さんがおられたりすると集落に活気が出て喜ばれたりします。
一方で、まれに集落に山や畑などの区・自治会所有の財産などがあると、財産狙いで入ってきたのかと勘ぐられたりしてなかなか仲間に入れてもらえないケースもゼロではありません。集落内の草刈りなどに参加し、地元民の信頼を得るなど、努力と忍耐が必要になることもありそうです。おすすめは総戸数が50戸前後の集落あたりで、20〜40代世代や子供たちもいるようなところなら幾分考え方も柔軟で入っていきやすいと思われます。
自分なりに気に入った集落の自治会がどんな雰囲気なのかは見ただけではわかりませんから、周辺の自治会も含めて仲の良い人を作って情報を集めると確実です。