田舎生活は安上がり?

都会生活と田舎生活を比較した場合、どちらのほうが生活費は安上がりでしょうか?

確かに田舎まちでは地価が安いので住宅にかかる費用は都市部に比べると格段に安いと言えるでしょう。しかし、公共交通網が張り巡らされた都市部と違って、田舎まちでは移動手段はマイカーが中心です。夫婦で仕事を持っていると車は2台必要になりますし、成人した同居家族がいると3台、4台と所有している家族も少なくありません。最近はガソリン価格高騰も悩ましいところです。

家具や衣服、日用品について考えてみると、都市部では高価なものからディスカウント価格で買えるお店もたくさんあって、選択の幅は広いはずです。高島市内も百均やドラッグストア、業務スーパーが増えていますが、都市部と比べると選択肢は少なくなるかも知れません。市内で手に入るものは、日本の平均価格よりは安い傾向にあると思いますが、求めるものが見つからない場合は都市部へ出かける必要があり、都会暮らしとは違った経費がかかってしまいそうです。ですが、その点についてはネットなどの通販を利用する手も考えられます。

一方で、野菜をつくるご近所さんと顔見知りになると地元育ちの新鮮な野菜を頂けることも。自ら自家菜園を楽しむという選択もあるでしょう。他の食材は購入することにはなりますが、フレッシュな野菜を楽しんだり、コミュニケーションの輪が広がるという特典が得られるかもしれません。

何に重きを置くかに寄っても、田舎生活が安上がりとは一概に言えませんが、環境を受け入れ知恵と工夫により楽しく不便なく暮らしている方々がいることも確かです。