現代の日本に村八分なんてあるはずがないとは思いたいですが、数年に一度ぐらい新聞ニュースになることがあります。
旧来の田舎集落に移住されて来られた人と、元々住んでいた住民とのチョットした感情のもつれが大きく膨らんでしまい、お互いの感情が抑えきれなくなってしまい、移住者をはじき出そうというトラブルが生じるケースが有るようです。
一般の社会でも、パワハラやセクハラは犯罪だということが理解されていても、実際に起こってしまうのがパワハラ・セクハラ問題です。
それが、個人と集落と言う関係で起きて、度を越してしまうと村八分に近い険悪な関係にまで発展してしまうのでしょう。
こうした悲しい問題をなくすには、移住者には集落の仲間として入っていくために集落の仕来たりや人々の感情を理解する気持ちが必要であり、移住者を受け入れる立場の人々は移住者に対して過度な警戒心でブロックしないで、「こんな寂れかけた集落に来てくれる人は我々の救世主かもしれない。」と思う気持ちが大切だろうと思います。
また、実際に問題が起こったら、話がこじれて警察沙汰に発展する前に、行政に相談を持ちかけてみることをおすすめします。特に、認可地縁団体となっている集落の場合、区入り(自治会入会)を拒むことは法律違反になるということは理解しておく必要があります。