田舎と言っても新興住宅地もあれば、旧来の集落もある

一口に「田舎まち」と言っても数百戸の新興住宅地もありますし、戸数が20程度のお年寄りがほとんどの集落もあります。
高島市では、この様な人が住んでいる集落ブロックを「○○区」とか「△△自治会」と言ったように集落の名前に「区」や「自治会」を付けて呼んでいます。都会では「町内会」という呼び方が多いのかも知れませんね。
高島市の場合、新興住宅地は京阪神に住んでいた人たちが地価の安い高島市に住宅を求めて移住されたケースが多いようで、JR湖西線で朝早くから通勤電車をつかって通勤されている方々を多く見られます。この様な住宅地に住んでおられる方々は、同年齢層の人達が多いようで、若い人たちは自治会(町内会)に加入するメリットに疑問を持っている人もいて、自治会の組織率が低めとなるようです。住宅地によっては多くの賃貸アパートがあるところもあります。
一方では、特に中山間地では総戸数が10ないし20戸程度しかないところもあって、住民のほぼ全員が高齢化されていて自治会活動もままならない状態のところもあります。この様な集落には茅葺きの空き家なども残っていて、薪ストーブや囲炉裏を整備するなどのリノベーションをして快適に暮らしておられる移住者もおられます。
この様な集落に移住すると、60才台はまだまだ若者とみなされますし、一方小さなお子さんがおられたりすると集落が活性化すると大歓迎されるかも知れません。
しかし、その集落に山とか畑とか、区・自治会所有の財産などがあると財産狙いで入ってきたのかと勘ぐられたりして、なかなか仲間に入れてもらえないケースもないわけではありません。声がかからなくても、集落内の共有地の草刈り普請などに参加することによって徐々に仲間に入れてもらえる日が来るでしょうが、大きな努力と忍耐が必要になるかもわかりません。
なので、おすすめは総戸数が50戸前後の準限界集落あたりで、ある程度若いカップルや子供たちもいるようなところなら考え方も少しはオープンで、入りやすいと思われます。
自分なりに気に入った区・自治会がどの様な雰囲気なのかは、チョット見ただけではわかりませんから、周辺の自治会も含めて仲の良い人を作って情報を集めると確実です。