囲炉裏や薪ストーブ生活の憧れ

田舎まちに移住を検討されている方々の中には、囲炉裏がある生活や、薪ストーブに憧れを持っている人もおられるでしょう。しかし、囲炉裏は昭和40年頃におこった生活様式の変化でほとんどが姿を消して、灯油や電気ストーブなどに取って代わりました。なので、中山間部の空き古民家を探しても囲炉裏がある物件を見つけるのは難しいかも知れません。
また、近年は体の心から温まり、ゆらぐ炎のいやし効果も期待でき、さらにクッキングも可能な薪ストーブが静かなブームとなっています。
ですが、囲炉裏や薪ストーブがある暮らしを求めるなら、空き古民家に手を加えて、新たに設置する必要があるはずです。その様なリノベーションができる物件が見つかったとして次に問題なのは、燃料の確保と保管の問題です。
薪を生産販売されている事業者さんは市内にもありますが、ブログやSNSなどを見ていると、薪ライフを楽しんでおられる方々は薪の入手にかなりの努力をされている様子を窺い知ることができます。
まず、薪として使える木をどのようにして確保するのか? 次に、丸太を切るためにチェーンソーは必需品ですし、高齢化で体力が落ちてくると薪割りも大変な重労働なので電動式かエンジン式の薪割り機を購入するための投資も考える必要があるようです。
しかし、そんな苦労をしてでも薪ストーブのある暮らしは大きな魅力があるようなので、興味のある方は薪ストーブが設置されているレストランとかレンタルハウスなどで実際に体験するとともに、先輩たちから薪の集め方などについて情報を集めることをおすすめします。